Our work

フライホール

この姿勢制御デバイスにはフライホイールが2つ搭載されています。フライホイールの回転が加速・減速したときに生じる反動トルクを利用して浮遊物体の姿勢を制御することができます。フライホイールの長所は機構が単純で小型化が可能なことや制御しやすいことです。短所は最大出力トルクが小さいことです。大西研究室ではパウダーブレーキによるブレーキ力でこの欠点を補う研究も行われています。また、フライホイールを高速回転させることで蓄電池としての役割を持たせることもできます。

将来は、人工衛星の姿勢制御装置、クレーン吊り荷の姿勢制御装置、無停電電源装置、風力発電の電力安定化などへの応用が期待されています。


フライホール

Without Control
With Control